テレワークもすっかり日常的になった今日この頃。 日々の楽しみは毎回の食事。
あー、テイクアウトやデリバリーがあって良かった!(筆者は料理が苦手)

でも、だいたいテイクアウトだと「カラアゲ弁当、どーん!」みたいな、一品料理が多くなってしまう…。
たまには自粛前みたいにレストランのフルコースを堪能したいなぁ。 「前菜はワクワクする~」や「メインは肉かな?魚かな?」と、次々出てくるお皿に心を躍らせたい。

・・・ん? でもフルコースも、テイクアウトを駆使したら、自宅で実現できるんじゃないか!?
しかもレストランに行くと、フレンチなら、前菜~デザートまでフレンチ、和食なら全部和食になる。

自宅×テイクアウトを駆使すれば、「前菜は中華がいい!」「メインはさっぱり魚の塩焼きで!」とか、とんでもなくワガママな夢のフルコースが実現するんじゃないか!!??

・・・ん? でもフルコースも、テイクアウトを駆使したら、自宅で実現できるんじゃないか!?
しかもレストランに行くと、フレンチなら、前菜~デザートまでフレンチ、和食なら全部和食になる。

自宅×テイクアウトを駆使すれば、「前菜は中華がいい!」「メインはさっぱり魚の塩焼きで!」とか、とんでもなくワガママな夢のフルコースが実現するんじゃないか!!??

…そんなこんなで、9月某日。
「はたして自宅で異業種・多ジャンルのフルコースは成り立つのか!?」という、至上命題を検証するべく、筆者は厳かに立ち上がった。
グルメ読者なら、涙、いや、ヨダレなくしては読めないこのノンフィクション、とくとご覧あれ!

笹美

笹美

東京屈指の繁華街に住み、給料の9割を外食につぎ込むグルメライター。テイクアウトをこよなく愛し、注文した品を自宅でワガママに味変するのが得意技。料理に合わせてお酒もセレクトし、自宅飯をどこまで進化させられるかチャレンジ中。

和食代表

テイクアウトらしからぬシックな箱。その箱を開けた瞬間、その美しいビジュアルにウットリ!
まさに求めていた「正統派和食」の静謐な佇まい。

おばんざい5種盛り合わせ おばんざい5種盛り合わせ
だし巻き卵
しっとり系で、だし汁がジューシー。冷めても、箸をいれると卵のぷるぷる感があります。
小鯵の南蛮漬け
タマネギの酸味と鯵のコクが良いバランス。地味に家庭では難しい、深いお味です。
厚揚げの煮びたし
単なる厚揚げなのに、とんでもない美味さ!味は染みているのに、豆腐のアイデンティティ(?)は確保されてます。
タコと豆のマリネ
他の品の「控え目感」と比べると、やや前菜としては味付けも濃い感じでした。
おばんざい5種盛り合わせ
日本酒
この料理に合わせるなら

キリっと冷えた辛口の日本酒がおススメ!
出汁の味を引き立たせるよう、ちょっとずつ口に含みましょー!

雑感

★★★ 非日常感 プロの職人が作る「THE:和食」の迫力
★★ ボリューム お店の感覚でいうと「2人前」くらい
★★ 価格 テイクアウトで2,500円はどう判断するか

この企画を思いついた時に、一番困ったのが「和食の前菜」でした。
しかし探せばこんなピッタリの品があるもんなのですね!今はテイクアウトメニューのバラエティーも広がっているな、と感嘆しました。

中華代表

柔らかく蒸された鶏にパクチーが添えられ、四川風のタレは別容器で提供されます。
店員の方曰く「タレとぐりぐりと混ぜろ」らしいので、どばーっとかけてみます。
このタレ、絶妙の「コク辛」です。唐辛子と山椒の辛さを、黒酢と豆鼓のまろみでブレンド。
シンプルな蒸し鶏を、ここまで主役にしてしまうタレはこの世に存在しない!というほど、鶏にマッチしていました。

四川風よだれ鶏
ビール
この料理に合わせるなら

辛いモノには、やっぱビールでしょ!
副菜だけビールというワガママな飲み方が出来るのも、自宅の宴ならでは!

雑感

★★★ 辛み 中華ならではの痺れ系の辛さ
★★ 別添タレ 好みによって辛さの調整ができるのはNICE!
★★ 容器 しょうがないですが、フルコースのゴージャス感はないですよね。。。

前菜を和食にしたので、あえて次はパンチのある辛い中華にしたのは大正解。
辛いながらもさっぱりした蒸し鶏なので、メインのジャマもしません。
今回の企画趣旨的に「よっ!名脇役」というべき一品でした。

フレンチ代表

南部鉄器でローストしたポーク。
とにかく焼き目が美味い!自宅のグリルではこんな香ばしい焼き目はつきません。
味付けは塩コショウメインでシンプル。だからこそ、ポークのあまい脂が引き立ちます。
南部鉄器は高温で食材を焼き付けるので、余分な水分が飛び、食材のもつ旨味がぎゅっと凝縮されるらしいです。鶏や牛などの他のお肉もオーダーしてみたくなりました。

このタレ、絶妙の「コク辛」です。唐辛子と山椒の辛さを、黒酢と豆鼓のまろみでブレンド。
シンプルな蒸し鶏を、ここまで主役にしてしまうタレはこの世に存在しない!というほど、鶏にマッチしていました。

12時間発酵ローストポーク

このタレ、絶妙の「コク辛」です。唐辛子と山椒の辛さを、黒酢と豆鼓のまろみでブレンド。
シンプルな蒸し鶏を、ここまで主役にしてしまうタレはこの世に存在しない!というほど、鶏にマッチしていました。

白ワイン
この料理に合わせるなら

シンプルにポークの旨味を味わうために、ビオ系の白ワイン樽や果実味がそこまで強くない銘柄なら、岩塩を引き立ててくれます!

雑感

★★★ 断面 香ばしい焼き目の味はもちろんのこと、ピンクの断面が美しい!
★★ つけあわせ 菜も鉄鍋の焦げ目が良いアクセントに
★★ フレンチ感 いわゆるバターぎとぎと系なフレンチではなかったです

南部鉄器の料理は初めてでしたが、すごくテイクアウト向きです。
じっくりと味を閉じ込めているので、自宅で時間が経ってからも、いつまでも美味しく食せます。少し冷めても、ポークの別な味わいや表情が楽しめます。

イタリアン代表

メインがわりとあっさりだったので、ガツンと腹に溜まるボロネーゼをチョイス。
思ったよりコッテリ感はないものの、大き目のひき肉やシメジの具材が麺によく絡んで、しっかりとした味わいはあります。塩っ気が強めなのも個人的には気に入りました。
麺は伸びるのを防止して、やや細目のメニューにしたのも正解でした。さすがに「すげーアルデンテ!」ってレベルではないですが、ギリギリ芯は残ってました。

ロイヤル三軒豚のボロネーゼ
赤ワイン
この料理に合わせるなら

シンプルにポークの旨味を味わうために、塩っ気を包み込む赤ワイン「やや重」程度のタンニンがひき肉にマッチします強くない銘柄なら、岩塩を引き立ててくれます!

雑感

★★★ 混ざり感 具材と麺のバランスが良く、どこを食べても均一に美味しかったです
★★ 細麺 デリバリーでスパゲティを頼むなら、やはり細麺ですね
★★ サプライズ 良くも悪くも、想像していた通りの見た目・味でした

この企画で唯一のデリバリーの品です。(さすがに麺料理はテイクアウトだと伸びると思ったので)こういう使い分けの工夫も、自宅ならではですね。

洋菓子代表

シメのデザートは「しっかりチーズケーキ(370円)」と「さっぱりレアチーズ(270円)を迷いつつ、両方オーダー。
チーズケーキはシンプルな甘さ控えめの味わい。
レアチーズは意外にもねっとり?こってり?とした食べ応えがある味。小ぶりながらもコクがあり大満足でした。
(後ろに映っているのは、勢いあまって「ついで買い」したマドレーヌ160円)

ダブルチーズケーキ
スパークリングワイン
この料理に合わせるなら

本来はコーヒーか紅茶なのでしょうが…、さっぱりスパークリングワインをチョイス。チーズのこってり感と炭酸が良く合いました。

雑感

★★★ 価格 初めて購入しましたが、有名店のわりに安くてビックリしました
★★ サイズ デザートにふさわしく、かつ後ろめたさが少し薄れる小ぶりさ
★★ ボリューム スイーツメインでオーダーする場合は、少し物足りないでしょう

常に行列ができている店ですが、今回はコロナ影響か人が少なくてラッキーでした。
レアチーズは名物になるだけあって、絶品でした。もっと大小とサイズ展開してもいいかも!?

まとめ

やってみた感想

どうしても「外出自粛」と聞くとネガティブな雰囲気になってしまうもの。そこを逆手に取って、「自宅のテイクアウトでしか実現できないグルメ企画はないものか」と考え、今回の異業種フルコースをやってみました。

結果、とても楽しく美味しい経験が出来ました。
外のレストランでやるとひんしゅくモノの組み合わせかもしれませんが、自分の食べたいものだけでフルコースを食べ尽くすのは、なんともワガママ気分が満たされました。

フルコースとまではいかずとも、今のテイクアウトの「単品からオーダーOK」の流れに乗って、普通ではありえない自分だけが好きな組み合わせを試してみてはいかがでしょうか。